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【千葉】三石山・元清澄山トレッキング

今年も出来るだけ登山するぞ!ということで、正月早々、登ってきた。千葉県の三石山(282m)・元清澄山(344m)。
パワースポットとも言われているようで縁起が良いスタートだ。

三石観音寺三石山へはクルマで行き、頂上にある三石観音寺でまずはお参り。写真はないけれど、『三石』の名の通り、屋根の上に大きな3つの石が覆い被さっている。石の真下にちょうど屋根が来るように建てたのか?すごい。

奥の院入り口

ここから奥の院へ。かなり狭い通路や岩の隙間を通ったりしてちょっと面白い。バックパックが大きすぎたら通れない感じの隙間。相撲取りは間違いなく通れない。
そのまま進み階段を上がると奥の院。

三石観音寺 奥の院

縁結びの神様。皆が結んでいる縁結びのハンカチ。ここで祈願すると成就するそうで、地元では有名らしい。良い縁がありますように。

思い返せば、ここからの眺望がベストだったかも。房総の山並が一望できる。ここが三石山の本当の山頂?

三石観音寺は、小さいけれど良い雰囲気の寺だった。登山しなくてもクルマで山頂まで来られるから地元民には人気なのかも知れない。

参拝を終え、元清澄山を目指して登山スタート。
と思いきや、登山道がどこにあるのか分からずw
寺のまわりを探しても、閉鎖されている柵しか見当たらず・・・

どうやら違う場所にあるようだと、来た道を戻り、三石山の看板をくぐり抜ける。

登山道ここか!ようやく登山開始〜。

元清澄山
正月だし、そもそもあまりメジャーな山ではないし、貸切り状態での登山。本当に誰もいない。

冬の登山ってもっと寒いのを予想していたけど、天気がよかったこともあり、気持ち良く登れた。森林浴最高〜。

元清澄山
「ここが山頂か?!」と思いきや、何も標識がないから違うようだ・・・という箇所が2〜3あり、フェイントの多い山だな!と突っ込みを入れながら歩く。

201601登頂。ここは展望がよくないので写真もほとんど撮らず、小休憩してさっさと下山開始。

友人と喋りながら下山していたら、同じ道を戻っていたはずなのに「こんなとこ通ったっけ?」と見慣れぬ風景。
うーん、見てないような・・・まぁ、多少遠回りになってもいいか、と歩いていたのだが、下りてみたら全く違うところに辿り着いてしまったw

バスがあるっしょ、と近くの店のおっちゃんを訪ねたところ、「三石さん?ここからだと遠いよ〜」とのこと。歩いて来たの?と驚かれた。
戻るのはかなり大変らしい。そもそも道がつながってないから直線では戻れず、さらに今は道路が一部封鎖されていて、迂回する必要もあるのだとか・・・
やっちまった〜。クルマが向こうにあるから、戻らなければならない。

タクシー呼んだほうが良いんじゃないか、とのこと。
だいぶ距離あるから高く付きそうだなぁ、参ったなぁと話していたら、「もう少し待てるなら、駅までで良ければ送ってあげる」と言われ。
なんと心優しい方であろうか。別段急いでいるわけでもないので、そりゃ待たせて頂きますとも。

待つ間、世間話などしつつ。このあたりは、星がものすごく綺麗に見えるそうで、天体観測好きな人たちが集まるとのこと。
星をみんなで見るイベントもやっていて、3月にあるから良かったらおいで、と。面白そう!

よくよく話を聞いてみると、このお店自体、このあたりの地域が大好きな人たちが運営している場所で、地域のために色々な催し物を企画しているそうだ。

こういう出会いっていいよな。たまたま道を間違えて、たまたま見かけた店に入って声をかけて話をして。そんな偶然が重ならなかったら、絶対に出会うことのなかった人。偶然なのかも知れないし、必然なのかも知れない。もしかしたら、もう2度と会うことはないかも知れないけれど、それでもやはりこういう出会いが好きだ。一期一会。

はっ!三石の縁結びの神様?!今になって気づいた。神様すごいw

見ず知らずの人間が、いきなり訪れて来たにも関わらず、親身に話を聞いてくれ、力を貸してくれる。そんな人の温かさに触れ、出会いに感謝する。だから旅はやめられないのだ。

この後、本当に駅まで送ってもらい、そこからタクシーで三石観音寺まで戻りましたとさ。ゴールまでやたら時間かかったな〜w
教訓。標識はちゃんと見よう。当たり前だけど。話に夢中になりすぎたな・・・。

それにしても楽しい1日だった。予期せぬ出来事は、人生にスパイスを与えてくれる。

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